こんにちは、Mです。
もう10月かあ。
早いですねえ、月日の流れるのは。夏休みだ、シルバーウィークだと遊んでいるうちに、すっかり秋も深まってまいりました。そしていよいよ今月末にはクルマ好きの祭典、『東京モーターショー』が開催されます。
とはいってもね、今回のモーターショーは世界的大不況のあおりを受けて、出展メーカー数も出展車両も激減。少々さびしい状況となってしまいそうです。それでもきっと、足を運ぶことになるんでしょうけど、Mみたいなクルマ大好き人間は。
そんな東京とは違って、9月に催された『フランクフルト・モーターショー』の方は大盛況だったようです。さすが自動車発祥の地といいますか、モータリゼーション先進国といいますか、ドイツをはじめヨーロッパ各国は、ことクルマに関していえば歴史と文化的土壌が違います。やっぱり、クルマにかけちゃ日本の大先輩なんだなあ、と実感したのが今回のコラムのテーマであります。
いまさら改めていうまでもなく、自動車はどこの国においてもエコを目指すしかないのが現状です。地球と子供たち、子孫たちを守るには、排気ガスをとにかくクリーンにするしかありません。そのためにはガソリン依頼から脱却して、電気をエネルギーとして走るEV=電気自動車に移行するのが正解。
これは誰しもが思っていることなのですが、しかしいかんせん、ガソリンスタンドに代わる充電設備というインフラ整備がまだまだ整っていません。それならガソリンエンジンと電気モーターという二つの心臓を持ち、双方をバランスよく制御してエコな走行を実現しようじゃないか。こうして生まれたのがハイブリッド・カー、ここまでは皆さん、よくご存知ですよね。
そうしてそのハイブリッドの技術に関しては、日本の自動車メーカーがダントツです。いち早く取り組み、市販し、改良を重ねたおかげで、世界をリードするものになっています。トヨタの初代プリウスが発売されたのは1997年、ホンダの初代インサイトは1999年に発売ですよ、皆さん。なんと10年以上前から、この二つのメーカーはコツコツとハイブリッド・カーを提供し続けていたのです。いや、コツコツと、なんていうと怒られるかもしれませんが、でも実際、当時はそんなに売れていませんでしたし、まさか今日のような「ハイブリッドだけが売れる」時代が来るなんて、想像も出来ませんでしたよねえ。
で、世界に冠たる日本のハイブリッド技術、これはもう押しも押されもせぬお家芸なのだ、と勝手に誇らしく思っていたMなのですが、フランクフルトショーの内容を知ってビックリ! まあ出るわ出るわ、ヨーロッパのメーカー各社から続々とハイブリッドやEVが発表されていたのです。
例えばメルセデスベンツの『Vision S500 Plug-in HYBRID』。これ、今のところコンセプトカーなんですが3.5リッターの直噴V6エンジンにリチウムイオン2次電池とモーターを備え、こんなに堂々たるボディなのにもかかわらず0~100km/hまでなんと5.5秒で到達、最高速度は250km/hを誇ります。ああ、それなのに、ヨーロッパモードでの燃費は31.3km/lですって! おまけにプラグイン・ハイブリッド、つまりご家庭の電源から充電できちゃうんですよねえ。
続いてBMW。初のハイブリッドはSUVで出してきました。その名も『アクティブハイブリッドX6』。従来からあるX6をハイブリッド化し、世界最速のAWD(要するに4WDのことです)ハイブリッドと謳っています。4.4リッターの直噴V8ツインターボエンジンに、低速用と高速用ふたつのモーター(!)を組み合わせ、最大出力480ps・最大トルク79.5kgmとまさに怒涛のパワーを誇ります。0~100km/hは5.6秒、最高速はリミッターが利いて250km/hとSUVにあるまじき凄まじさです。これで燃費は厳しいヨーロッパ基準で9.6km/l。
日本で大人気のアウディは、コンセプトカーとしてEVのスーパーなスポーツカーを発表しました。『アウディ e‐tron(イートロン)』がそれなんですが、これはまた強烈ですよ。4つの車軸の上に1基ずつ、合計4基のモーターを搭載して、それぞれの車輪を回転させるわけですから4WD。しかもコンピュータ制御で各ホイールのトルクを最適に制御するそうですから、かねてからMが夢想していた理想的四駆システムだといえるでしょう。これなら絶対にスピンしないクルマになりそうです。でもってそのパワーときたら、313psで0~100km/hは、あわわ、4.6秒であります! やっぱり電気自動車って速いんですね。最も感心すべきはその航続距離です。日本ではようやっと160kmとかいってるのに、このアウディは248kmも走れるんですね。
う~ん、こうなってくるとトヨタやホンダ、三菱といった国内メーカーのアドバンテージは思ったほどではないのかも。すごいなあ、欧州車は。
と感じ入ってるMですが、なあに、こうやって競争することで技術はさらに進化していくのでしょう。がんばれ、ヨーロッパ。負けるな、国産。となんだか、運動会の応援気分にひたる秋の一日なのでした。
メルセデスベンツの『Vision S500 Plug-in HYBRID』。燃費は30超えてます!
http://www.mercedes-benz.co.jp/
『アクティブハイブリッドX6』。見た目はほぼX6と共通ですが、世界最速のハイブリッドAWDなんです
『アウディ e‐tron(イートロン)』。うわあ、なんて速そうなEVなんでしょ!
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja.html