リンレイ

カーライフノート

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ペダルの踏み間違いについて考えてみました。

こんにちは、Mです。


いよいよ年の瀬、今年一年の締めくくりの季節です。皆さん、忙しい日々を送ってらっしゃることでしょうね。こんなせわしない時期こそ、どうぞ、運転は慎重に。お正月前に事故だなんて、ありがたくありませんからね。


なのにニュースからは相変わらず、聞こえてきます。「アクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えて」コンビニのガラス窓を突き破ったり、幼稚園児を轢いちゃったり、駐車場から階下へ落っこちちゃったり、といった事故の話が。一説によれば、この「踏み間違い」による事故、ひと月に20件のペースで起きてるそうですよ。


Mが初めてこの「踏み間違い」という事故を耳にしたのは、もう20年近く前のこと。

東京の通称・環七(かんなな)、環状七号線という交通量の多いことで有名な道路での出来事でした。その日も渋滞に近いくらいの交通量だったと記憶していますが、その中の1台、女性の運転するクルマが突如暴走し、何台ものクルマに追突したあげく、大破してようやく停車したのでした。

この事故が起きたのは真っ昼間、とても飲酒運転とは考えられません。警察の事情聴取に対して、ドライバーの女性が陳述したのが「アクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えてしまった」というものでした。警官も驚いたでしょうが、Mもかなりビックリしました。いえ、正確に言えば、「言い訳にもほどがある。もっとマシな言い訳考えればいいのに」と思ったものです。


ところが、言い訳ではなかったのですね。その後、同じ事故はどんどん増えて行きます。一体、これは何が原因なのでしょう? どうやったら、未然に防げるのでしょう?

興味を持ったので、Mは実際に事故を起こした、あるいは起こしそうになったひとの声を知人やネットから集めてみました。すると、予想外のデータが集まってきたのです。


まず、こういった事故は高齢者の方が起こすものだ、という推測は全く的外れなものでした。「踏み間違い」は老若男女、全ての世代で起きています。

しかも、事故を「起こしそうになった」経験者の数は、驚くほど多いのです。試しに皆さんも周囲の方に尋ねてごらんなさい、きっとビックリしちゃいますから。

続いて、これはやはり予想通りというか、圧倒的にAT車のほうが発生率が高いです。ですが、まれにMTで経験したという方もいらっしゃいました。

では前進とバックではどちらが起こしやすいか? これは、どちらでもありうる、という結果になりました。Mは、バック時には身体をひねって後ろを見ているから、うっかり踏み間違えてしまうのかと思いましたが、そうとも限らないようです。


ふむ、それでは核心に入って行きましょう。一体、どういう運転状況のときに、踏み間違いを起こしやすいのか?

一番多かった答えが「考え事をしていた」「ぼーっとしていた」というもの。特にATの場合は、クリーピングを使ってノロノロ運転している間に、どっちがアクセルだかブレーキだか分からなくなった、という驚くべき声が聞かれました。

二番目は、「とっさに踏み込んだら、ブレーキじゃなくてアクセルだった」というパニック状態での出来事。

そして三番目に上がったのが、ハイヒールなどの踵の高い靴で運転していたら右足がアクセル側に倒れ込んで踏んでしまった、という答え。驚くのを通り越して、ちょっと呆れてしまいますね。


何だか今回、Mは驚いたり呆れたりするばかりですが、それでは問題解決になりません。なんとか未然に防ぐ方法を考えてみました。

まず、先ほどの一番と二番に対する回答ですが、これは「右足の踵の置き場所」を改善することを強くお勧めします。アクセルペダルとブレーキペダル、このふたつを交互に踏み替える右足は、踵をブレーキペダルの真下、もしくはアクセルペダルとの間でブレーキペダル寄りに置くこと。そして必ず、「踵を支点にして踏み替える」こと。つまり、アクセルを踏むときは右足は少々ねじられている格好になります。

実は踏み間違いを起こす人はほとんど全員、踵を支点にしていませんでした。アクセルペダルからブレーキペダルに踏み替えるたび、よっこらしょと膝ごと右足を上げ、脚全体を移動させていたのです。これでは、踏み間違えるだけでなく、ブレーキのタイミングも非常に遅くなってしまいます。アクセルは足が少しねじれた状態で踏むもの、こう身体が覚えてしまえばいいのです。

この「踵支点方式」、Mの友人のラリードライバー、それにサーキットのレーサーからも同じように勧められましたから、やってみて損はないと思います。


次に靴の問題。踵の高い靴で運転してはならない、って教習所でも習いませんでした? 踵の高さだけではありません。ハイヒールでなくても運転しづらい靴はたくさんあります。がっちりしたワークブーツとか、高級すぎてソールが滑りやすい紳士靴とかね。

そうは言っても、出かけた先でみっともない靴は履けないし・・・。それなら運転しやすいスニーカーか何かを1足、クルマに積んでおきましょう。運転時だけ、その靴に履き替えればいいのです。最近では街でもお洒落に使えるドライビング・シューズがありますから、それを購入するのもいいでしょう。


それでも不安な方、あなた向けにこんな商品まで販売されています。サン自動車工業が開発した、自動車誤発進防止システム『S-DRIVE』。

これは発進時や低速走行時にアクセルが強く踏まれた場合、それをセンサーが検知してアイドル状態、もしくはエンジン停止に持ち込む、というもの。お値段は、工賃別で8万円だそうです。一考の価値があるかもしれませんよ。


最後に、ATベテランドライバーの何人かが主張していた「左足でブレーキ、右足でアクセルをマスターすれば踏み間違えない」というご意見、これにはMは疑問を呈しておきます。

左足でのブレーキングは非常に繊細に行う必要があるのと同時に、常に左足がブレーキペダルの上もしくは傍にある状態だとフットレストが踏めず、身体の安定が保てないからです。

ちなみにこのテクニックを例のラリードライバーの友人に尋ねてみたところ、「左足ブレーキングは、特殊な状況でのコーナリングか、ドリフト中のドリフトアングル調整にしか使わない」とのことでした。やはり、お勧めしないそうです。


それでは皆さん、安全運転で、またお会いしましょう!


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正しい「踵支点」のやり方。これなら、瞬時のブレーキングに対応出来ます。

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『アルバートマークス』のドライビング・シューズ。お洒落ですね。

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Mが愛用している『アディダス カントリー』。踵部分のカットが踵支点に都合がいいのです。

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誤発進防止システム『S-DRIVE』。これ付けとけば、まず安心でしょう。

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