こんにちは、Mです。
大阪での3キロ引きずり死亡事故、犯人は逮捕されたけど、ひどい事件でしたね。被害者にぶつかったとき、すぐにクルマを停めて救助していれば助かった命を…と思うと、クルマ好きのMとしては心が痛み、怒りを感じてしまいます。
年間発生件数は確実に下がってはいますが、それでも「ひき逃げ」事件は後を絶ちません。大阪の事件以降も、全国で起こっています。 人身事故を起こしてしまったのに、なぜ相手を助けようともせずに、その場から逃げようとするのか? その理由はほとんどの場合、「酒を飲んで運転していたから」です。それがバレるのが怖くて、その場から逃げ出したいと思った、というのですね。
飲酒運転は絶対にいけない。そんなことは常識だし、誰もがそう思っているのに、いつまでたっても飲酒運転、その結果の人身事故(多くは死亡事故)、そしてひき逃げ事件はなくならない…。悲しいことだと思いませんか。
地域によってはお酒を飲みに行きたくてもクルマ以外に交通手段がないだとか、上司や友人に誘われたら断りようがないだとか、いろんな言い訳があるでしょう。最も多いのは「そんなに酔ってるとは思わなかった」という言い訳。
不肖Mも、お酒は大好きです。でも決して飲酒運転はやりません。それはね、お酒も好きだけど、クルマの運転は、それ以上に大好きだからです。だから、その楽しみを台無しにするような行為はする気になれないのです。そしてまた、酒好きのMとしては、酔っていないと思ってるときほど実は酔っている、ということを長年の経験で知っちゃったからなんですね。
でも残念なことに、多くの人は飲酒運転に関してMよりもずっとルーズに考えているような気がします。この「絶対にしてはならない」行為を「絶対にやらせない」方策はないものでしょうか?
ひとつだけある、とMは考えています。それが今回ご紹介する〈飲酒運転防止装置〉、またの名を〈アルコール・インターロック〉と呼ばれる装置なのです。
この手の装置の開発に関しては、北欧の自動車メーカーが一歩先を行っていたように思います。例えば2004年にサーブが発表した『アルコキー』。これはキーユニット自体にアルコール検知システムを組み込み、息を吹きかけて一定以上のアルコールを感知するとエンジンがかからない、というものでした。
その後2007年に、ボルボはまずトラック用として『アルコロック』という同様の商品を、2008年には乗用車向けに『アルコガード』という装置を開発、すでに販売しています。
ではわがニッポンではどうでしょう? こういった装置の開発は進んでいるのでしょうか?
トヨタ、日産という大メーカーではもちろん研究を進めているようです。トヨタの場合、呼気から感知してエンジン始動を不可能にするのではなく、運転中のドライバーの視線の動き、ステアリングを握る手のひらの汗などから飲酒運転と判断すると、クルマが自動的に減速・停止するというシステムで、来年2009年の実用化を目指しています。
これから年末を迎え、お酒を飲む機会が増える季節。また全国で飲酒運転による悲劇が繰り返されるんじゃないか、Mは本気でそう心配しています。一刻も早く、飲酒運転を撲滅するために、こういった〈飲酒運転防止装置〉の開発・市販、そして装着義務付けを行なったほうがいい。ETCやカーナビばかり取り付けてる場合じゃないだろう。そのほうが楽しいカーライフを送れるんだもの。そう思うMなのでした。
サーブのアルコキー
ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン株式会社
ボルボのアルコガード
ピー・エー・ジー・インポート株式会社
トヨタの飲酒運転防止システム