リンレイ

カーライフノート

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2010年、最も出てほしいクルマはこれです!

こんにちは、Mです。


いよいよ、今年も終わり。皆さん、新年を迎える用意はすっかり整いましたか? 

Mは大事なことを忘れてました。これからせっせと愛車を洗ってあげなくちゃ。汚れたままのお正月なんて、我が相棒がかわいそうですからね。あ~、でも水が冷たそうだなあ・・・。


さて、ちょうど1年前のこのコラムで予想したように、2009年は自動車業界にとってはなかなか辛い年でありました。いえ、自動車業界だけでなく、どんな業界も全て辛かったわけですが、しかしことさらダメージが大きかったように思えます。

売れるクルマと言えば一部のエコカーばかり、『東京モーターショー』も不振に終わり、聞こえてくるのは国境を越えたメーカー同士の提携や業界再編話だらけ。

やれやれ。これからクルマや、自動車産業は一体どうなっちゃうんだろう? 


でもね、Mは心配ばかりしているわけではないのですよ、実は。

だって我々は今、大きな時代の転換点、過渡期に立ち会ってると思うからなんです。石油という化石燃料を用いて発達を続けてきたクルマが、とうとう、新たな脱皮をしようとしている、Mにはそう思えてならないんですよ。

化石燃料依存から電気へ。これはなんという大きな進化でしょう! 昨日まで焼き肉ガンガン食ってた奴が、いきなりベジタリアンになっちゃった、みたいな。いや、例えが悪いな。Mも肉大好きだし。
う~ん、そうだ! それまで海中で暮らしていた生物が、ついに陸上生活を始めるようになった、というのに匹敵するような進化だと思うのです。


そんな大転換期にMも皆さんも立ち会ってるわけですよ。そういう驚くべき進化の最中に、クルマに乗れているということの幸せ。そう、思いません?

ね? そうやって考えてみると、なんだかワクワクしてくるじゃありませんか。


今、プリウスを初めとするエコカーを買ってる人の大半は、
「エコロジー」のためなんかではなく、「エコノミー」を優先するがためだと思います。まあ、それはそれで別に結構なのですが、もう少し積極的に、ハイブリッドやモーター駆動といった新しいクルマのテクノロジーを味わう喜び、これを知ってほしいなあとMは思うのです。で、その全く新しい味わいや喜びを、未体験の人に伝えてあげてほしい。

皆がその味わいに憧れるようになれば、クルマの進化には当然拍車がかかるでしょうし、地球温暖化にも一定の歯止めがかかるかもしれない。


ちなみに、これはあくまでもMの個人的な意見ですが、ハイブリッドやEVといった技術は一私企業が独占するべきものではありません。そういった分野で先進的技術を開発し、実用化したメーカーは、全ての国の全ての自動車メーカーに技術供与すべきでしょう。地球規模でのエコロジーとクルマの共存を考えるなら、それが当然です。
かつて、安全のために3点シートベルトを開発したボルボが、全メーカーに無償で提供したように。


まあ、それはともかく、では新しい年、2010年にぜひ登場してほしい1台をMに推薦させてください。もう2月に発売が決まってるホンダのCR-Z? それともフィットのハイブリッド? 
いえいえ、ですからまだ登場が決まってないクルマですってば。
それはね、スズキが『東京モーターショー』に出してたスイフトのプラグイン・ハイブリッドです。


このクルマ、何がすごいって、ハイブリッドのシステムが今までとは違う発想で作られているんですよ。

プリウスにしろ、インサイトにしろ、ハイブリッドの厄介なのはエンジンとモーターの両方を、うまいこと制御しながら使うところにあります。ところがスイフト・プラグインハイブリッドの場合、駆動力はあくまでも電気モーターが受け持ちます。じゃあエンジンは何をするの? これはモーターに電気を供給する、すなわち発電用に使うだけなんですねえ。ほら、夜店やアウトドアで使う発電機みたいなもんです。ですから使うのはスズキの軽自動車用の660cc。これで発電しながらモーターで走ろうというわけです。


なるほどねえ、考えましたねえ。これならすぐにでも作れそう。なんだか潜水艦みたいです。原子力じゃない通常のディーゼル潜水艦は、浮上中はディーゼルエンジンで航行し、その間に発電してバッテリーに貯めておき、潜航すると今度はモーターで進むのでした。


このスイフト、登場したら面白いことになりそうです。完全なEVじゃないから、充電設備を探す心配もない。エンジンは小さいし、回転を上げる必要もないから燃費は抜群にいい。もちろん、プラグインですから自宅に駐車中は充電OK。

年末にVWとの提携を発表し、2社合わせると世界の販売台数ではトヨタをしのぐ、といわれているスズキ。こんな面白い発想ができるとは、さすがです。本気で、早く発売してくれないかなあ、と願うMなのでした。初夢に出てきたりして。

では皆さん、良いお年を!


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発想の勝利! これがスイフト・プラグインハイブリッドです。実際のクルマはボンネットに穴は開いてませんよ、もちろん。

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自宅ではプラグインで充電しちゃってください。20kmまでの近距離発想なら、電気だけで走れるそうです。

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シートは薄いハンモック状の特製品。軽量化のためだそうです。

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