リンレイ

カーライフノート

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今話題の「独立行政法人」なんですけど。

こんにちは、Mです。


またしても厳しくやってましたねえ、民主党政権による「事業仕分け」第2弾。
今回は「独立行政法人」というのが対象だそうで、これまで天下りでノンベンダラリと、
いや失礼、悠々自適で過ごしておられた理事や職員の皆さんも、今や戦々恐々の日々かと思います。


それにしてもずいぶん沢山あるんですねえ、独立行政法人って。
ほとんど名前も聞いたことないし、何やってるんだか分からない。
分かったところで、それって国費、すなわち国民の血税を使ってまでやることかしら? なんて疑問の浮かぶものがほとんどです。


でもね、中にはありましたよ、我々クルマ好きに深く関係する独立行政法人が。
Mが注目したのはこれ、『独立行政法人 自動車事故対策機構』。
今回の事業仕分けでずいぶんやり玉に挙げられてたから、これまで聞いたこと無かったんですけど、名前覚えちゃいましたね。
略称を、NASVA(National Agency for Automotive Safety and Victim's Aid)と言います。
直訳しますと、えーと、「自動車の安全と被害者の救護のための国家機関」てところでしょうか。
なんだかAがもう一個あっても良さそうな気がしますが、ま、いいか。


で、ここんちは一体何をしている機関かといいますと、これなら皆さんも耳にしたことがあるんじゃないでしょうか、
〈自動車アセスメント〉を実施しているのでした。
ね? なんとなく聞き覚えがあるでしょ? でも何だっけ?


そうですよね、そこでMも改めて調べてみました。
自動車アセスメントとは、国土交通省と自動車事故対策機構が共同で行っているもので、市販車の安全性能をテストして評価し、
その結果を公表することを指すのだそうです。
ほら、あれですよ、「衝突安全性6つ星獲得!」とかいって誇らしげに宣伝されるやつ。
もちろん、誇っていい立派なことなんですけど。


というのもこのテストというのが、なかなか厳しいものみたいなんですね。
まず、その1。フルラップ前面衝突試験。
これは時速55km/hでコンクリートの障壁にドンガラガッチャーンとぶつけて、そのクルマの安全性を、
運転席と助手席に乗せたダミーの受けた損傷によって調べるもの。

その2。オフセット前面衝突試験。
今度は運転席と後部座席にダミーを乗せ、64km/hで運転席側の一部をアルミハニカムにぶつけます。
これは主に車体の変型による乗員への加害性をみるための試験です。

その3は、側面衝突試験。
真横からドカーンと来られたときの安全性を知るために、静止状態の試験車の運転席にダミーを座らせ、
そこをめがけて質量950kgの台車を55km/hで衝突させるという試験なんですが、
なんだか書いてて段々ダミーが気の毒に思えて来ちゃいました。

さらに平成21年度からは、その4、後面衝突頚部保護性能試験が新たに導入されました。
要するに後ろから追突されたとき、どれだけ鞭打ちになりやすいかという試験で、
静止している車両に同一の車重のクルマを約32km/hでゴッツンコさせるというもの。
平成24年度からはさらに速度を上げて行う予定だそうですが、ああ、ますますダミーが気の毒になってきたなあ、この写真見ちゃうと。

でまあ、これらの試験結果を複雑な計算式で統合して、運転席、助手席それぞれの安全性を6段階で評価しているわけです。
いわゆる星の数が、それですね。
このアセスメントは公表することに意味があるわけですから、各車種ごとの評価は誰でもサイトで見ることが出来ます。
自分の持ってるクルマ、あるいはこれから買おうかなと思ってるクルマが、
衝突安全性においてはどれぐらいの評価を受けているのか?
皆さん、気になりません? 気になるでしょ? だったら一度、このサイトを覗いてみたらいかがでしょう。


この車種ごとの検索ページでは、衝突安全性の他に、ブレーキ性能や衝突後のドアの開けやすさ、つまり救出のしやすさですね、
それに燃料漏れの危険性なども知ることが出来ます。
もちろん、断り書きにもあるようにこの試験の結果がすべて実際の事故と同じ、というわけではありません。
それでも、自分が乗っている、あるいは興味のあるクルマが、どれぐらい安全性に長けているのかを知ることは、
結構大切なんじゃないかなあと思うのです。そりゃやっぱり、出来れば6つ星のクルマに乗りたいですもんね。


この自動車アセスメント、じっくり見てると意外なクルマが評価が高かったり、逆に「え、ホント?」というほど低かったり、
これはこれで為になりますよ。
例えば2リッター以上ではレガシー ツーリングワゴンの2.5、2リッターではプリウスS、コンパクトカーはトヨタのイスト、
そして軽自動車ならホンダのゼストなどが高得点。
悪い方は・・・それはMの口からは言えません。皆さん、実際に調べてみてくださいな。


あ、動画も見られますから、よろしかったらこちらもどうぞ。くれぐれも、ダミーくんたちに感謝の気持ちを忘れずに見るようにしましょうね。


でもね、この『自動車事故対策機構』そのものが、今回の事業仕分けの対象になっちゃった今、自動車アセスメントは、
一体どこへ行くのでしょう。クルマの安全性を知るには、今後、どの星を見上げればいいのでしょう。
いずれにせよ、どこかの公正な機関が自動車の安全性を客観的にテストし、我々ユーザーの前にその結果を公表するってことだけは、
これからも続けて欲しい、そう切に願うMなのでした。では、また。


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